08中国のオートキャンプ

中国のオートキャンプ

中国で初めてのオートキャンプ組織、中国キャンピング・キャラバニング連盟が2002年12月1日設立されました。中国にオートキャンプを導入、推進していくことを目的に、中国国家体育総局と民生部の承認を得て設立されたものです。
  2003年3月、連盟は代表団を日本に送り、静岡県の竜洋海洋公園オートキャンプ場と伊豆のモビリティーパークを視察しました。いずれも5つ星の評価を受けている日本を代表するオートキャンプ場です。
  近代キャンプ、つまりレジャーとしてのキャンプは19世紀後半イギリスで生まれ、 20世紀初頭にベルギー、フランス、アメリカと、世界の先進工業国に 広がっていきました。日本で近代キャンプが「オートキャンプ」と呼ばれて 普及が始まったのは1970年代。それから遅れること約30年、中国でオートキャンプが胎動を始めました。
  オートキャンプが発展するための要因は3つあります。
(1)都市工業化が進んでいること。
(2)モータリゼーションが進展していること。
(3)中産階級が成立していること。
  現在の中国はこの3つの条件をいすれも満たしています。それどころかその国土、人口、経済成長力を見れば、中国がきわめて短期間に世界有数のオートキャンプ大国になることは間違いありません。そうなれば日本にもさまざまな影響が及ぶことになるでしょう。フェリーにマイカーを積んで、中国本土に渡り、広大な大陸をキャンプツアーで巡る。あるいはシルクロードを通って中東、ヨーロッパへ渡ることも夢ではありません。
  中国キャンピング・キャラバニング連盟は中国における最初のオートキャンプイベントとして、2003年10月13日に北京を出発して、上海まで1500kmの道程をキャンプしながら移動する 第1回オートキャンプラリーを実施しました。ラリーに参加したのはキャンピングカー15台とRV15台の計30台。途中、10月17日、ゴールの上海から 北西約128kmに位置する中国有数のリゾート、無錫(むしゃく)で記念行事が 開催されました。
  太湖のほとりの広場で開催された式典には中国オリンピック委員会副主席、中国国家スポーツツーリズム公社総裁、中国オートモビルズスポーツ連合会副主席、FICC理事が出席。テレビ、新聞 などの報道関係者も大勢集まり、中国におけるオートキャンプの幕開けを大きく報道しました。